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20ピン/8ピン兼用AVR書き込み台

2012年1月
以前、28ピンAVR用の書き込み台を作りました
今回は20ピン/8ピン兼用の書き込み台を紹介します。
AVR 高電圧パラレル/シリアルライターを開発中、ATtiny2313(20ピン), ATtiny13A(8ピン)に、頻繁にテストデータを書き込みました。それをブレッドボードでやっていたのですが、手間が掛かり面倒くさい作業でした。書き込み台があれば楽だったはずです。

AVR書き込み台
ATtiny2313(20ピン), ATtiny13A/ATtiny85(8ピン)などのAVR用の書き込み台です。
ZIFソケットは20ピンです。8ピンAVRを乗せるときはICの1番ピンの位置を揃えます(写真の▼マーク)。
電源関係VCC,GNDと、ISP関係SCK,MISO,MOSI,RESETピンを配線した回路です。XTAL1/CLKIピンに外部クロックを供給します。目的のAVRにこの書き込み台が使えるかどうか、これらのピンアサインを確認してください。


青線は基板ウラ面の配線(スズメッキ線)。
赤線は基板オモテ面の配線(ジャンパー)。

発振器は1MHzないし8MHz。他、ターゲットAVRの仕様の範囲内で適当に。
以前に秋月電子で販売していた11.776MHzの小型水晶発振器(3ピン)も取り付けられるようにしてあります。8ピンICソケット(平ピンではなく丸ピン)にしておけば交換は簡単です。


【参考】
左図は、正方形型発振器の代わりに
28ピンAVR用書き込み台とLMC555利用1MHz発振器
で紹介したLMC555の発振回路を組み込む場合です。

正方形型発振器が描いてありますが、取り付ける必要はありません。
配線図的に意味はありません。

使用中の様子です。ATtiny13A(8ピン)にアクセスしています。
発振器は3ピンの小型水晶発振器を挿しています。

左側の機器は自作AVRライターです。
【参考】「FT232Rモジュール活用 #3 FT232-AVRライター

この場合、ライターからISP用ピンヘッダを通してターゲットAVRに電源供給できるので、電源ケーブルを接続する必要はありません(基板の左下が電源コネクタ)。

部品について
AVRの形に合わせ、ZIFソケットは300mil対応(幅が狭いIC用)のものにします。

発振器は正方形型でも長方形型でもICタイプでも何でも構いません。1MHz以上、ターゲットAVRの仕様の範囲内で。

ピンヘッダは長いものを目的のピン幅で切って使います。
LEDはパイロットランプです。無駄に明るくする必要はありません。

20ピン/8ピン兼用AVR書き込み台 部品一覧
部品名 部品番号 個数 参考価格/備考
ZIFソケット
(ゼロプレッシャーソケット)
-- 20ピン
300mil対応
1 幅狭IC対応であること
200円(aitendo
発振器 -- 1MHz/4MHz/8MHzなど 1 150〜300円
積層セラミックコンデンサ -- 0.1uF [104] 1 10個100円
ピンヘッダ -- 2列x3ピン幅 1 ISP用のコネクタとして
必要に応じて用意するもの
電源コネクタ -- -- 1 ピンソケットなどで代用も可
LEDと電流制限抵抗 -- 抵抗は470Ω〜1kΩ程度 各1 色と明るさはお好みで
丸ピンICソケット -- 8ピン 1 正方形型発振器を挿す


◆ ◆ ◆
AVRを大量生産する用事がないにしても、書き込み台はあると便利です。
こういった小道具は、いざというときに欲しくなるものです。今、作っておきましょう。


(C) 『昼夜逆転』工作室 [トップページへ戻る]
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