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LEDソーラーライトの中身

2013年4月
100円ショップでLEDソーラーライトを買ってきました。
ソーラーパネルの発電で白色LED1個が点灯します。その中身を見てみました。


製品の様子
外観/使用中の様子
LEDソーラーライトは地面に挿して使います。日中はヘッド部天面のソーラーパネルで受光し、内部の充電池を充電します。夜、暗くなるとソーラーパネルの起電力が0Vまで落ち、制御ICがそれを検知し、ヘッド部底面のLEDを点灯させます。透明カバー下の円錐型の反射鏡に光が当たり、周囲を照らします。朝方、明るくなり始めるとソーラーパネルの起電力が回復し、制御ICがそれを検知し、LEDを消します。そして充電開始。
2013/06 追記
柄の尻尾の部分は引き抜くことができます。
逆に差し込んで長さを延長し、この部分を地面に突き刺します。
※本来の目的で使用していないし、説明書にも書いてないので今頃になって気付いた。

中身の様子
電池: Ni-MH(ニッケル水素充電池)/AAA 200mAh(単四型200mAh)/1.2V/メーカー不明。
インダクタ: 21uH(赤茶黒銀), 22uH(赤赤黒銀) …製品2個で値が違いました。色の見間違いではありません。
2013/11 追記: 改めて見ると微妙な色で判断しにくいです。赤?橙?茶?黒? 33uHとも330uHとも読める気がします。Lメーター持ってません。
制御IC: 黒丸で不明
ソーラーパネル: 35x30mm。発電力(W)不明。 …テスター読みで1.5V出ていました。そのときの電流は不明。
LED: 白色/1個

買ってから気付いたのですが、2個のうち1個は電池の絶縁シート(オレンジ色の紙)が引き抜かれていました。充電池は完全に放電しているようで、暗い所でLEDが点灯しませんでした。

充電して復帰
点灯しない方の充電池は、そのとき0.7Vでした。充電されている方の電池に入れ替え、LED点灯/消灯を確認。モノ自体は壊れていません。元通り0.7Vの充電池をセットし、太陽の下に数時間放置。無事に充電復帰しました(1.2V)。ソーラーパネルを覆って暗くするとLEDが点灯しました。

回路図と応用
回路図(参考)
LEDソーラーライトの回路は秋月電子の
LEDドライバIC CL0116(4個入)」 と同様です。

ただし今回購入したLEDソーラーライトの制御ICの詳細は不明です。回路の値はあくまで参考として。

ちなみに秋月電子で回路図にある部品をそろえ、100円ショップのLEDソーラーライトに近いスペックに価格を換算すると(個数で割ったり容量で割ったり)、百数十円になります。確かに、量産することで100円ショップの製品になりそうな感じです。

応用
もし無改造で100mAくらい取り出せたら(希望)、ちょっと使い回すのにイイ感じです。単純に数個のLEDを光らせる目的に使えそうです。
例えば「雪ミク2012年版 フルカラーLED化」は白色LED+フルカラーLEDをUSB給電(5V)ないし乾電池2本(3V)で点灯させるものです。ソーラーパネルで置き換えできそうです。※LED 3個はキツイかも。


◆ ◆ ◆
それにしても、これ程の製品がワンコイン。100円ショップ恐るべし。


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