バーLEDクリスマスツリー #4 キーホルダー
2013年12月 「バーLEDクリスマスツリー #3」で作った物をキーホルダーにしようと思いました。 様子見のつもりでプリント基板を流用/改造して作ってみたところ、なんだか良さそうな物に見えてきたので、また基板を作ることにしました。 限界といえるほど小さなケースに収めるため、あの手この手を尽くしています。 |
「とりあえず版」のダイジェスト | |||||||||
「とりあえず版」が完成するまでの様子をダイジェストで紹介します。
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点灯の様子と操作方法 | ||||
操作方法 本機は、スイッチを押すごとに点灯/消灯が切り替わります(電源スイッチ)。 スイッチ・オンから3秒以内にスイッチ・オフすると、次回スイッチ・オン時の点灯パターンが変化します。
特定の点灯パターンを維持するには、常に、スイッチ・オン後3秒経ってからスイッチ・オフするようにします。 |
回路図とプリント基板 | |||||
回路図 小型化のため電源はリチウムコイン電池CR2032とします。連続72時間(丸3日)以上点灯することを確認しました。 電圧が下がるにつれLEDの色味が若干変化します。2.8Vを下回るころが電池交換のタイミングです。 ISPに対応しています。配線を完了したあとでもマイコンにファームを書き込めます。 プログラム
LED消灯時、マイコンはパワーダウンモードのスリープ状態にあります。ボタン押下で外部割り込みがかかり、スリープから復帰します。動作中にボタンを押すとスリープに入ります(電源オフ相当)。 従って、LED消灯時も電池はほんのわずかに消費されています。※データシート上、2uA以下。 プリント基板 基板を多少加工してでも、タクトスイッチと電池ホルダーを基板に直接ハンダ付けできるようデザインしました。 基板の外形は一辺26.7mm、キーホルダーにするケースの内寸は28mm。計画通り収まります。 もちろん、任意のケースや別の基板に取り付けることもできます。その場合、スイッチと電源の配線を基板ウラ面のパッドから引き出します。電源を乾電池2本(3V)に変更しても構いません。※コイン電池ホルダーではなく電池ボックスを使う。 VCC, GNDはそれぞれ基板上でつながっているので、外部への配線はSW(スイッチ)を合わせて3カ所で十分です。 【注意】マイコンとバーLEDは逆向きに取り付けます。 バーLEDは角が1カ所だけ斜めに成型されています。そこが1番ピンです。 |
バーLEDを薄くするには | ||||||||
バーLEDの背が高すぎて、実はそのまま作っても作例のケースに収まりません。背面からはみ出します。どうするか? ・「とりあえず版」で紹介したように裏蓋を作り直す。 ・何とかして薄くする。…バーLEDを削るしかありません。※ハンダ付けする前に加工する必要があります。
(*1)…側面の白い部分を切りすぎてしまったため、かなり薄くなったように見えますが、実際は下側の黒く見える部分までが本体です。 |
部品名 | 部品番号 | 値 | 個数 | 参考価格/備考 |
AVR(マイコン) | U1 | ATtiny2313 | 1 | 150円(秋月電子) |
10バーLED RGBフルカラー | LED1 | OSX10201-LRPB2 | 1 | 250円(秋月電子) 250円(共立エレショップ) |
積層セラミックコンデンサ | C1 | 0.1uF [104] | 1 | 10個100円 |
抵抗 | R1 | 1kΩ [茶黒赤金] | 1 | 100個100円 |
タクトスイッチ | SW | -- | 1 | 10〜30円 |
コイン電池ホルダー | -- | BS2032-F | 1 | 60円(aitendo) |
リチウムコイン電池(3V) | BATT | CR2032 | 1 | 100円ショップ |
キーホルダーの部品 | ||||
ケース(記事参照) | -- | 内寸28x28x12mm以上必要 | 1 | 100円ショップ |
キーホルダー、ストラップなど | -- | -- | -- | 100円ショップ、DIY店 |
スモークグレーのプレート | -- | 3x3cm | 1 | DIY店 |
ラッピングリボン | -- | -- | -- | 100円ショップ、DIY店 |
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シリーズ#1の公開から1年、ついに最終形にたどり着いたと思います。 薄く作るためバーLEDの加工という面倒な工程が発生しましたが、そこを頑張ったおかげでイメージ通りのものが作れました。概ね満足です。 2013/12 追記 プレゼント企画は終了しました。 |
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