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雪ミク2012年版 電池2本化

2012年10月
「ねんどろいど 雪ミク ふわふわコートVer.」(雪ミク2012年版)は乾電池3本でLEDを点灯させます。乾電池は2本か4本パックで販売されています。それに合わせ、乾電池2本で元の明るさのままLEDが点灯するよう改造しました。

【シリーズ記事】
雪ミク2012年版 フルカラーLED化 …台座の白色LEDをフルカラーLEDに交換します。
雪ミク2012年版 電池2本化 …この記事です。
雪ミク2012年版 VUメーター組み込み …台座にVUメーターを組み込みます。


電池2本でLEDを点灯させる方法
典型的な例として、白色LEDは3.6V以上の電圧を掛ければフルパワーの明るさで点灯します。
乾電池1本は1.5Vです。雪ミクは3本直列(4.5V)で白色LEDを点灯させています。

3V→5V変換
乾電池は2本か4本パックで販売されています。3本ずつ使うには半端なので2本で光らせることを考えます。単純に2本(3V)だと、弱く光るか、または点灯しません。
元と同じ明るさで点灯させるには、100円ショップで売っているUSB充電器を利用します。USB充電器は乾電池2本(3V)でUSB接続の機器(5V)を充電するものです。これを使って電池2本から5Vを作り、LEDを点灯させます。
※技術説明は省略しますが、雪ミクのLED点灯回路は電源4.5Vを5Vに上げても壊れないので安心してください。

なお、電池を2本に減らすので、LEDの点灯時間は電池3本のときより短くなります。
一工夫するなら… LED基板上の100Ωの抵抗を200Ω程度に交換します。明るさはほんの少し落ちますが(ほとんど変わらない)、電池の寿命は延びます。※電池2本化に関係なく、元の3本(4.5V)のときでも有効な、電池を長持ちさせる方法です。

改造した様子
左:
電池2本で動作している様子。
フルカラーLEDに交換してあります。
※電池横の黒いコネクタは関係なし。

右:
改造後の回路。
※他の改造と同時進行で作業したため、
 余計な線も写っています。

左:
改造前のLED点灯回路。

右:
USB充電器の基板(例)。
5Vを取り出す点。

回路図


【注意】 改造するときは絶対に乾電池をはずすこと。乾電池を入れたまま作業してはいけません。

改造の仕方と配線の様子
改造前の配線。
電池ボックスのマイナス端子はLED基板のGNDに接続されています。
電池ボックスのプラス端子はスイッチを経由してLED基板に接続されています。
(1) 電池ボックスのプラス端子の配線をはずし、中間点の端子と接続します。
この端子は電池2本目(3V)の端子です。

(2) LED基板の赤線をスイッチから外し、USB充電器の出力側(5V)と接続します。元の線は短いので、継ぎ足すか、長い線材に取り替えてください。

(3) スイッチとUSB充電器の入力側(3V)を接続します。
(4) 電池ボックスのマイナス端子とUSB充電器のGNDを接続します。
これら2本の線材は新しく用意します。
以上で改造完了です。
「乾電池の3VがUSB充電器を通ると5Vになる」ということが分かっていれば、配線で混乱することはないと思います。
雪ミクのステージ(台座)は大きいのでUSB充電器は中に収まります。両面テープで固定すればよいでしょう。


◆ ◆ ◆
昇圧回路を自分で組むと、部品を揃えたりハンダ付けするのが面倒です。
そんなとき100円ショップの商品が活用できると助かります。


(C) 『昼夜逆転』工作室 [トップページへ戻る]
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